肝臓機能が正常でない方は、健康に悪影響を及ぼします。アルギニンは肝臓機能を正常化すると言われているのはなぜなのでしょうか。アルギニンと肝臓に機能についてまとめます。
肝臓の働き
肝臓は摂取した栄養を体内で使える形(エネルギー)に変えたり、必要に応じて貯蔵する働きや老廃物やアルコールなど、体にとって有毒な物質を分解し解毒する役割があります。また、脂肪の消化吸収を助ける消化液である胆汁を作る働きもあります。肝臓には肝細胞や胆管細胞に接するように血液の通り道があり、肝細胞や胆管細胞に問題が起こると、肝臓内の物質が血液に漏れ出す事から、物質の種類や量から肝機能を検査する事ができます。
肝臓機能の低下と病気のリスク
肝機能が低下すると糖尿病の発症リスクが高まると言われています。過度のアルコール摂取や甘い物の摂りすぎ、偏った生活は肥満や糖尿病、高脂血症、高血圧につながります。これらを放置しておくと肝硬変や肝癌のリスクが高まると言われています。また日本糖尿病学会が行った糖尿病患者の死因に関する全国調査では、日本の糖尿病患者の死因は肝癌が12.2％、肝硬変が5.3％という結果が出ています。
アルギニンと肝臓機能
アルギニンが不足するとアンモニアの解毒作用が正常に機能しなくなるため、アルギニンは肝臓の正常な働きには欠かせないアミノ酸と呼ばれています。アルギニンはアルコール性の脂肪肝に特に力を発揮するとも言われており、肝臓の正常な働きを助けるとも言われています。
まとめ
肝臓は生命維持に関わる大切な働きをしている臓器のひとつです。肝臓機能が低下すると重大な病気につながるリスクが高まります。肝臓機能低下の自覚症状はあまりないため、自覚症状が出ている段階は様々な病気の疑いが強い段階と言っても過言ではありません。アルギニンには肝臓の正常な働きを助ける作用があると言われているため、アルコールや甘い物を多く摂取する方などはアルギニンをおすすめします。しかし、アルギニンだけに頼るのではなく普段から生活習慣を正す心がけは必要です。