床ずれとも呼ばれる褥瘡予防にアルギニンが効果的だと知っていましたか？アルギニンと褥瘡の関係についてまとめます。
褥瘡のメカニズム
褥瘡とは寝たきりなどで体の特定部位が持続的に圧迫される事で血流が悪くなり、虚血状態や低酸素状態になる事で、組織の壊死が起こる症状です。床ずれとも呼ばれています。褥瘡はお尻や背骨、肘、かかとなどの筋肉や脂肪の少ないところにできやすい特徴があります。また栄養不足や血圧の低下によって抵抗力が弱くなり創の治りが悪くなる事も組織の壊死につながります。褥瘡は合併症を引き起こしたり、全身状態の悪化にもつながります。褥瘡は早期発見と適切な予防が大切です。
アルギニンと褥瘡
褥瘡は皮膚の圧迫から血流が悪くなり、その部分の皮下組織(時には筋肉までも)が壊死してしまう病気ですが、アルギニンには皮膚や筋肉などの組織の血流増加や免疫力アップ、成長ホルモンの分泌を促進させるなどの働きがあるため、褥瘡を予防改善する効果が期待できます。特に大きな褥瘡ではエネルギーやタンパク質など創の修復に必要な栄養素が不足しないようにしなければなりません。同時に血流を促進する事は効率良く栄養を活用できる事につながるため、アルギニンは血流の確保として十分補給する必要がある成分です。
まとめ
床ずれとも呼ばれる褥瘡は早期発見と予防が大切です。アルギニンを摂取する事で血流の促進、成長ホルモンの分泌を促進の効果が期待できるため、褥瘡の予防改善への効果が高いと言われています。しかしアルギニンを摂取するだけでは褥瘡を完全に予防する事は難しいため、体の特定部位が持続的に圧迫される事を避けなければなりません。そのためには、寝たきりの方や自由に身体を動かす事が難しい方は、圧迫によって血流が悪くならないように、まめに体勢を変えてあげるなど、介護をする方が気をつけてあげる必要があります。